UNESCO第2回人類の口承および無形遺産の傑作の宣言(2003年11月)で「キフヌ島の文化空間」
とともに世界無形遺産に選ばれました。
エストニアでは合唱祭はタリン市郊外の野外ステージ「歌の原(Lauluvaljak)」で、民族舞踊は普段はサッカーなどが行われる「競技場」
で5年ごとに行われます。最近は2004年に行われました。
ソ連侵攻時に国外に難を逃れた人々を含め、国内外から集まったエストニア人、2万~3万人からなる合唱団がステージに上り、一斉に第二の国歌とされる「わが祖国、わが愛(
Mu isa maa on minu arm)」を歌う姿は壮観で、2000年にNHKのドキュメンタリー番組「地球に乾杯」で放送され、日本の人々にも
大きな反響を呼びました。ソ連下にあった1989年の「歌の祭典(Uldlaulupidu)」では、1941年のソ連支配以来初めてエストニア語で歌い、
民族独立へ大きな一歩を踏み出しました。これが「歌う革命」と呼ばれ、その後ラトビア、リトアニアと広がり、
1991年の再独立とつながっていきました。 次回は2009年に開催されます。
2009年の歌と踊りの祭典オフィシャルホームページを 見る。
2004年の歌の祭典フォトギャラリーを 見る。
UNESCO第2回人類の口承および無形遺産の傑作の宣言を見る。
Lauluvaljakのホームページを見る。
2004年のMu isamaa on minu armの映像をYou Tubeで見る。